常陸鍋の春 梅つみれ鍋

梅つみれ鍋


大洗ホテルのシマちゃんです!
大洗町宿泊施設青年会にて、来年に向けての新しいブランド料理を開発しております。


その名も「常陸鍋」(ひたちなべ)
廃藩置県が行われる前、茨城県常陸國と呼ばれていました。
(正確には常陸國全土と下総國北部ですが、ここでは茨城全体を常陸國にしちゃいます。)


という事で、常陸鍋=茨城の鍋という意味です。


相撲部屋で提供される鍋はどんな鍋でも「ちゃんこ鍋」って言いますよね?
それと似たイメージ。


そもそも、「ちゃんこ鍋」の考え方も参考にしております。
明治時代の頃、水戸出身の大横綱常陸山」というお相撲さんがいました。
常陸山の現役時代はライバル「2代梅ヶ谷」との名勝負を演じ、
「梅・常陸時代」として国民的スターとして盛り上がりを見せました。


あまりの人気っぷりに多くの弟子達が入門してきました。
今までの配膳ではまかなえきれず、常陸山は料理番の兄弟子に鍋料理を提案しました。
兄弟子を「父公(ちゃんこう)」と慕っていた事から、ちゃんこ鍋と呼ばれたそうな♪


東日本大震災からの復興を願い、多くのお客様に茨城の味覚をギュッと詰め込み、
料理でお客様をもてなしたい・・・


そんな意味を込めて開発しております。


既に冬のアンコウ鍋は常陸鍋の冬として完成しております。
残りは春・夏・秋!


春の鍋はだいぶ形になってきました。
つみれに梅を練り込み、春野菜(キャベツなど)と地魚(鯛など)を使った鍋です。
題して「梅つみれ鍋(仮称)」


蓋を開ければ水戸の香りが漂い、
甘みのある野菜は常澄村〜鉾田周辺の田園風景を思い浮かべ、
梅つみれと魚で大洗の海を思い浮かべるような・・・
水浜電車に乗って旅する自慢の鍋料理です♪


梅つみれ鍋は水浜電車(昔、水戸〜那珂湊まで走っていた電車)の流れから、
水戸、大洗、鉾田、那珂湊あたりで提供できると思います。
もちろん当館でもより美味しい梅つみれ鍋を料理長にお願いします。
お楽しみに!


そして先日、そんな取り組みにご興味いただき、
茨城新聞の日曜版「テイスト」様に取り上げていただきました!
http://ibarakinews.jp/taste/list.php




どんな記事になるのか、こちらも楽しみです♪


夏の鍋はまだヒミツ(^^)


あ、もちろん茨城の鍋ですから、他のエリアの方々にも開発のお願いを進めております。


北茨城なら・・・
奥久慈なら・・・
笠間や筑波なら・・・
鹿嶋なら・・・


どんな常陸鍋が生まれるんでしょう!!
そちらも楽しみです♪