大洗海辺の別邸 〜里海邸〜 内覧会

大洗海辺の別邸 〜里海邸〜 内覧会



大洗ホテルのシマちゃんです。
先日は北茨城の「としまや月浜の湯」さんへ。
そして昨日は当館の並びにある「里海邸」さんにお邪魔しました。
http://www.satoumitei.jp/


以前は金波楼(きんぱろう)というお名前の老舗旅館でしたが、
昨年秋に「里海邸」と屋号を変えてグランドオープンされました。
本来はもう少し早くオープン予定だったのですが、震災の影響で遅れてしまったそうです。
無事オープンする事ができ、本当に良かったです。
また1つ、大洗町が復興の道を進み出しました。
本当におめでとうございます!


実は里海邸のオーナーとは、宿泊施設青年会で一緒に仕事をさせてもらっております。
そして、沢山学ばせていただいております。


全国各地で活躍しているお宿を巡り、しっかり勉強されており、
それが見事に描かれた、オーナーにとってもお客様にとっても、まさに夢の宿です。


ぶっちゃけ、普通に感がえればお値段はお高めです。
でも、タイトルに書いたように、この宿を「別邸」だと思って下さい。
きっと考え方も変わってくると思います。


例えば、首都圏などにお住まいの方で「田舎の海沿いに別荘を買いたい」とお考えの方。
しかし、別荘買うにも相当のお金がかかりますし、維持費も大変です。
年に数回しか利用しないなら・・・
そんなお客様にとって、きっと里海邸は最高の別邸になると思います♪
少し宿の中で過ごしていると、徐々に自分の家のように感じてきます。


高級旅館を楽しまれている方にとっては、この記事を読むだけで分かっていただけるかも。
そして、近い将来「予約が取れない一生に一度は泊りたい憧れの宿」になるかもしれません。


ちなみに、建物は以前より小さくされたそうです。
でも、実際に入ってみると以前より広く感じるお客様が多いとか。


逆転の発想。
これがこの宿の特長かもしれません。


入口。

大きな看板無く、玄関口にまるで表札のように掲げられているだけ。
一瞬見過ごして素通りしてしまうお客様も多いとか。


更に、玄関からフロントからロビー、そして客室への導線や案内など
わざと遠回りにする流れになっております。

それが逆に、館内を広く感じるようになるそうです。


内装も考えられております。
小さな商店のような、コンクリートの玄関で靴を脱ぎ、
座敷にあがる感じで奥へ進みます。


お客様が不便に思う所はあえて残し、そこはスタッフがお手伝いする事で
お客様への「おもてなし」を上手く表現する事が出来ます。


畳の廊下を進むと、まるで別荘のリビングのような落ち着いたロビー。


その先には無機質なコンクリートと木の温もりが上手く調和された廊下とお食事処が続きます。


お部屋は全部で8室。
半露天風呂付の和洋室を中心に、それぞれ大洗の地名などで名付けられた特長を持つお部屋達。



そして、まるで海の中にいるような展望風呂。

そして贅沢な広さを持つデッキ。

館内にはいたる所に椅子が有り、海を眺めながら眠りを誘います。


お料理に関しても、大洗鹿島灘の海の幸と常陸国から里の素材を
笠間焼に美しく表現されています。






素材の良さを活かした「素朴ながら美味しい」を堪能できます。


大洗を思いきり満喫できる別邸でした。


自分は過大評価するタイプではありません。
馬鹿正直に、思った事しか書けません。
1日しか見てない私に、この宿の全てを表現する事は不可能です(^^;)
それだけ素晴らしい体験が出来たと言う事になります。
是非皆様もご自分の目で見て、体験して下さい!
お客様にとって、旅行に対しての概念が変わるかもしれません。



さて・・・
ここ2日間、他のお宿様の事を紹介させていただきました。


各宿には、それぞれ特長が有ります。
出張ならビジネスホテル。
漁師さんの料理を味わいたいなら民宿や船宿。
友達とワイワイ楽しみたいならペンションやコテージ。
彼女やファミリーでゆっくり楽しみたいならリゾートホテル。
団体旅行なら大型旅館。
更に、温泉や海辺、高原など立地の違いも有ります。


そして、それぞれ得意分野と苦手な分野が有ります。
出来る事と出来ない事が有ります。


ですので・・・
○の宿>△の宿という計算式は存在しません。


各宿が得意分野を発揮しようと頑張っております。
そして「お客様に喜ばれる夢」を追っております。


としまや月浜の湯さんも、里海邸さんも、自分の特長を求め、夢を追いかけております。
もちろん他のお宿様も、そして私達もそれを追いかけております。


遠慮なく、お客様の希望に合う特長を持った宿を選び、
思う存分楽しんでいただきたいと思います。


旅行って本当に楽しいですよ♪