再開を迎える前に


いよいよ明日、大洗ホテルは東館より再開致します。
沢山の温かいお言葉、本当に有難うございます。
この場をお借りして御礼申し上げます。


3・11東日本大震災・・・。
多くの方が大切な物を失ってしまいました。


ここ大洗でも、港付近で津波の被害を受けました。
津波により亡くなられた方はいらっしゃいませんでしたが、
漁船やお店、家など、多くのものを失いました。


同じ茨城の観光地として、仲間でもあり良きライバルでもある北茨城市
当館も大変お世話になっている同業者の方々が沢山いらっしゃいます。
ここでも多くの方が辛い思いをされていると聞いております。
今日、天皇・皇后両陛下が大津港にお見えになられたとの事。
少しでも多くの方が元気を取り戻してくれればと思います。


そして東北地方では、私達以上に大切な物を失ってしまった方が
大勢いらっしゃると聞きます。


亡くなられてしまった方には、改めてご冥福をお祈りさせていただきます。
そして未だ辛い日々を過ごされている皆様には、お見舞いを申し上げるとともに、
日本、そして世界中の人々に手を借りながら一日も早い復旧と、
亡くなられた方の分まで人生をまっとうして欲しいと思います。


福島原発事故に思う事
福島原発事故ついては、福島県だけでなく、ここ茨城も同じ痛みを受けております。


自分は専門家では有りませんので(ただのホテルマン)、はっきりした事は言えません。
ただ、それはメディアの方も同じだと思います。
例えば、放射線放射性物質などの違いが混同してしまっている事も多々あるようです。


大洗町、もちろん茨城県でも、海水や大気の放射線測定を行っております。
http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/seikan/houshasen/toukaiooarainojyoukyou.html
http://www.town.oarai.lg.jp/~koushitsu/saigai/info_g_3_1075.html
http://www.town.oarai.lg.jp/~koushitsu/saigai/info_g_3_1072.html


煽っている情報も有れば、デマ、不安や心配、さまざまな情報がネットやマスコミで交錯しております。
そういう時は、観測された「正しい数字」を見て判断していただきたいと思いす。


また、つくば市川崎市で被災者を差別をしているというニュースも耳にしました。
ただ、この話は鵜呑みにしてはいけないと思います。


当館も知っているつくば市周辺のホテル・旅館様では、既に沢山の避難者を受け入れております。
復旧に当たり、被災地へ向かっている方も沢山いらっしゃると聞いております。


今、メディアやインターネットでは負のエネルギーも強まっていると思います。
思い違いや勘違い、ちょっとした行き違いで誤解が生まれ、
それが大きくなって今回のように広まってしまったのだと思います。


大洗では地元の暴走族が解散してボランティア活動を始めたというニュースが話題になっているそうです。
http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=13030511783922


こういった良い話題なら歓迎します。
でも、力を合わせて復旧に向かう今だからこそ、
気持ちを逆なでするような「負の話」やデマは自粛して欲しいと思います。
みんなで正しい情報と明るいニュースを広めましょう!



■頑張ろう! ・・・人によっては苦痛かも。
がんばろう!日本!
今、日本中がその思いで頑張ってます。
被災した人に向かって「頑張れ!」という意味ではなく、
「日本人全員が手を取りあって、一緒に頑張ろう!」
そういう意味だと個人的に解釈しております。


被災者の方は、言われなくても既に頑張っています。
ポジティブに復旧に向けて進んでいる方は大丈夫だと思いますが、
中には先が見えず、ネガティブな方も沢山いると思います。


そういう方にとって「頑張れ!」という言葉は、かえってプレッシャーになってしまいます。
頑張っているのに、光が見えないからネガティブになってしまうんだと思います。
もちろん、眠れない環境やさまざまな要因もあると思います。


下手に声をかけるのではなく、こちらも正しい接し方を学ばないといけないかも。
鬱との接し方とも少し違うかもしれませんが、
一応参考までに、見ておいても良いかもしれません。
http://utu-navi.com/


大洗ホテル、茨城・大洗町はこれからもっと頑張ります!